
もう10年以上前になりますが、このような(南仏のカルカッソンという町)ポスターを見て、一度行ってみたいがいった
いどうやったいいのだろうかと思っていた場所です。 TGV(フランス版新幹線)網を使えば以外と簡単でした。
佐藤賢一という小説家がいます。 大学でフランス革命史を専攻したということで、なかなか面白い歴史小説(西洋時
小説)を書いてくれています。 「ジャンヌダルク又はロメ」、「王妃の離婚」「カルチェ・ラタン」といった一連の小説を面白く
読みました。 また、「英仏100年戦争」で、これは実は王位継承の内戦であって、これの敗戦により、アキテーヌ地方
(今のボルドー周辺)に領土をもっていたフランス貴族が、(たまたま英国王位も持っていたので)英国に本拠を移した
とか、結構目からウロコでした。
フランス南部、ラングドック、プロヴァンス、コート・ダ・ジュールといったフランス南部地方は、それより北部と比べて
早くからローマ化されていました(プロヴァンキァ属州)。 それもそのはず、イスパニア属州への陸路として、ローマ帝国
としても重要な地方でした(ポエニ戦争で、ハンニバルが象を連れて通った道)。 したがって、北部の(ローマにとって)
蛮地だったガリアの征服(シーザのガリア征服戦争)の基地となっていたわけです。 したがって、北部と異なる風土、
異なる文化が栄えた地方でした。 この地方で、キリスト教の異端であるカタリ派が栄え、それに対してアルビジョワ
十字軍というのが結成され、この地方を征服、パリに本拠をもつフランス王配下にしたというのが、「オクシタニア」という
歴史小説です(オクシタニアというのは、この地方の古名)。
この小説に出てくる、ツールーズ、カルカッソン、アビニオン等を見てやろうというのが、今回の目的でした。 航空券は
パリイン、パリアウトで、SCNF(フランス国鉄)を使いました。 これまでの経験から、フランスのパリ以外の地方は、鉄道
の本数も少なくかなり不便だと感じていましたが、ホームページから、時刻表の検索、座席指定を含むチケットの購入、
PDFファイルによる発券まで出来て、あらかじめ予定を立ててあると非常に便利なこともわかりました。 おまけに、2週
間以前にこれらのことをすると、驚くべき割引(1/3〜1/4の値段になる)があり、おまけに26歳以下と60歳以上
は20%の割引までしてくれます。 というわけで、鉄道パスを買うより有利であったと感じています。 ついでに言います
と、指定券も含むチケットの自動販売機も便利で、当日券はもっぱらこれを使いました。 ただし、ICチップ付きの
クレジットカードが必要です。