次回のセミナー
第20回
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【日時】2026年1月23日(金)17:00~18:30
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【場所】岡山理科大学岡山キャンパスC3号館8階共同ゼミ室(南)& Zoom 配信によるハイブリッド形式
※Zoomでご参加される方はZoom参加登録フォームから,1月23日(金)12:00までにお申し込みください. ミーティング情報は参加登録後に自動で配信されます.
※1月23日の夜は懇親会を開催予定です.懇親会に参加予定の方はGoogleフォームから,1月16日(金)12:00までにお申込みください. - 【講演者】昌子 浩登(関西学院大学)
- 【講演題目】数理解析を背景に、実験観測と統計的数理から読み解く肝臓組織の形態維持と変容
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【講演要旨】
生体組織に見られる縞模様やネットワーク構造といった空間的秩序は、細胞間相互作用や物質輸送の結果として自発的に形成される。こうした形態形成は、チューリングに端を発する数理生物学的研究によって理論的に議論されてきた。本講演では、その考え方を背景に据えつつ、肝臓組織を対象とした医学・生物学的研究への応用について紹介する。特に、組織切片や染色画像などの実験観測データを出発点とし、形態のばらつきや空間分布を統計的に整理・定量化する数理的アプローチに焦点を当てる。 肝臓は類洞血管が三次元的に連結した複雑な微細構造を有し、その形成過程や線維化の進行は強い空間的不均一性を示す。本研究では、実験画像から抽出される構造指標を統計的に解析し、それらの分布や相関を数理モデルとして記述することで、観測された形態の背後にある規則性を明らかにすることを試みた。さらに、これらの統計的特徴を再現するシミュレーションを通じて、組織構造がどのような条件下で形成・変化し得るのかを検討する。実験観測と統計的数理、シミュレーションを往復することで、医学的データから形態形成の原理を読み解く可能性について議論する。本講演は、上田稜真氏、小山紗歩氏、対島陸太氏、近藤あげは氏、久保由春氏、山田耕太郎氏との共同研究に基づく。
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